乾燥・荒れた唇のケア入門――デート前に気づいておきたい唇の手入れ
デートが近いのに、唇がガサガサのままになっていないか。服や髪型は気にしても、唇の状態を気にしている男性は少ない。でも女性の視線が案外集まるのが口元で、荒れた唇は清潔感を損なう要因になりうる。
唇が荒れやすいのは、そういう構造だから
唇は顔の中でも特に皮膚が薄く、皮脂腺がない。皮脂がないということは、自分で潤いをキープする機能がほぼない部位だということだ。乾燥しやすい理由はシンプルで、唇自体に防御機能が少ない。
加えて、無意識に唇を舐める癖がある人は要注意だ。唾液で一瞬潤う感覚があるが、乾燥したときに唾液が蒸発するとき、もともとの水分まで持っていく。舐めるほど荒れるというのは、理屈として正しい。
季節も関係する。冬場は空気が乾燥して当然だが、夏もエアコンの効いた室内では同じことが起きる。唇ケアは季節問わず必要と思っておく方がいい。
リップクリームは何を選べばいいか
ドラッグストアに行けばリップクリームは山ほど並んでいるが、まず避けた方がいいのはメントール・ハッカ系の製品だ。塗ったときにスーッとする清涼感があって気持ちいいが、刺激が強く唇の保護膜を壊しやすい。ケアしているつもりが悪化していた、というパターンになりがちだ。
選ぶ基準としてはシンプルに、ワセリンベースかシアバター・ホホバオイルが入っているものを選べばいい。
具体的な商品で言うと、**ニベア リップケア スムース(約200円)はワセリンベースで刺激が少なく、男性でも使いやすい無香料タイプがある。もう少し本格的に使いたいならロート製薬のメンソレータムDO(約300〜400円)**も選択肢に入る。ただしこちらはメントール系なので「荒れていないときのメンテナンス用」として割り切って使う方がいい。
荒れがひどいとき、つまり皮がめくれていて痛みがある段階では、**サンホワイト(白色ワセリン、ドラッグストアで約400〜700円)**をそのまま塗るのが一番無難だ。シンプルにワセリンだけなので余計な成分が入らない。
塗るタイミングと量
塗る量を少なくしすぎているケースが多い。薄く塗るより、唇全体がコーティングされる感覚になるくらいの量を乗せる方が効果が出やすい。
タイミングは就寝前が最も効く。寝ている間に回復するサイクルを作れるからだ。昼間はこまめに塗り直す。乾燥を感じたら塗る、くらいの頻度でいい。
デート当日の朝に荒れていることに気づいたとき、無理にゴシゴシこすって皮を剥がそうとしないことだ。それをすると炎症が悪化して、赤みや痛みが出る。ワセリンかリップクリームをたっぷり乗せて、浮いた皮が自然に馴染むのを待つ方が、見た目のダメージが少なく済む。
皮が浮いているときのリップスクラブは使ってもいいか
リップスクラブは死んだ角質をオフするもので、週1〜2回程度のペースなら使っていい。ただし荒れているときや炎症があるときは使わないこと。皮膚が薄い唇に刺激を加えると逆効果になる。
スクラブの代わりに、ホットタオル(濡らして電子レンジで10〜15秒)を唇に当てて少し蒸らすだけでも、角質が柔らかくなって浮いた皮が馴染みやすくなる。これはデート前日の夜に使える方法だ。
**サンタマリアノヴェッラ リップバーム(約3,500円)**などのリッチなアイテムは継続ケアとして良い選択肢だが、まずはドラッグストアで十分に効果が出る。ニベアとワセリンを試してから考えればいい。
唇の色が暗くなっているときは
唇がくすんで見える、色が茶色っぽい、という状態の場合、原因は喫煙・乾燥・紫外線によるメラニン沈着であることが多い。リップクリームだけでは改善しにくい。
喫煙者の場合は根本的な解決策が限られるが、それ以外の原因なら日焼け止め成分入りのリップを使う習慣をつけると長期的に改善が見込める。**ラロッシュポゼ シカプラスト バームB5(約2,000〜2,500円)**はリップ専用ではないが唇にも使えて、UVカットはないが保護膜としての機能が高い。くすみが気になるならUV成分入りのリップを昼間に使う方が現実的だ。
デート前日・当日の最低限
前日夜にワセリンをたっぷり塗って寝る。当日の朝にリップクリームを薄めに塗っておく。それだけで状態はかなり変わる。
唇のケアはスキンケアの中でも始めやすい部類に入る。コストは数百円で済むし、手間は30秒もかからない。続けると2週間もすれば明らかに状態が変わってくる。
デート準備の全体像が気になるなら、洗顔や保湿の基本も一緒に押さえておく方がいい。
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